■プロジェクト内容

■プロジェクト期間

■実行したこと

■初回打ち合わせでご用意いただいたもの

BRANDING STORY

ガラパゴス工房さんは「年配の方々が快適に暮らし続けられる住まい」という理念をもとに、新築からリフォームやリノベーションまでを丁寧に施工してくれる地元工務店です。ただの言葉や考えではなく、その信念に基づき、十数年に渡って本当に地元に貢献してきました。
家づくりだけでなく、快適に地元で暮らし続けてもらうことを考え、様々なサービスやボランティアも展開しています。これからも、快適な暮らしづくりを中心に地元の皆さんと協調し、支え支えられながら頑張っていくそうです。

ガラパゴス工房さんとの最初の接点は、新築完成見学会のチラシの相談でした。
私も当初は新築を手がける工務店さんかと思っていたのですが、何度も話していくうちに、新築だけではなくリフォームやリノベーションもどんどん手がけていきたいことを知りました。理由は明快で、年配層が地元で快適に暮らし続けてほしいから。ただ地元の方々には新築の工務店というイメージの方が強く、リフォームなどはあまり浸透していませんでした。この思いを地元の年配の方々にダイレクトに伝えるべきだと考え、中長期的なブランディングを展開することとなりました。

新築を手がける工務店というイメージは崩さずに、リフォームやリノベーションにも重点を置いていることを伝えなければなりません。そこでスタッフさんも含め複数回の話し合いを行いました。ターゲットのことやポジショニングのこと、実際にガラパゴス工房という存在はあまり知られていないこと、ハウスメーカーにブランド力で歯が立たないこと。強みよりも弱みを中心に話し合いを進めました。

新たにブランドづくりを始めたので、2ヶ月程話し合いを行いました。結果、ガラパゴス工房は「土地、家、快適、健康、地元」を「つなぐ」役割を担うべきだと結論に至りました。「つなぐ」をコンセプトに「新築つなぐ家」「つなぐリフォーム」と名付け、発信することとなりました。知ってもらうことが第一歩です。

リニューアルにあたって、新築とリフォームのどちらに比重を置くのかで悩みました。結論は出ませんでした。
今後の展開を観察しながら、じっくりと進めることとなり、ブログや現場紹介などを中心に発信を始めました。
現在も運営を続けながらも、サイト自体は完成していません。数年間サイト運営をしながら地元の特色を分析してきました。
その間、ガラパゴス工房さんにも若干の変化もありつつ、体制が整ったので、2023年に向けて完成形を目指しています。

現代は何よりもWEBを充実させることを前提としています。年配層をターゲットと考えているガラパゴス工房さんもWEBを重視していましたが、数年間での分析の結果を見てみると、一概にWEBが重要とは言い難いものでした。
結果は、紙媒体である自社発行冊子「ありがとうだより」のほうが受注率が明らかに高かったんです。もちろんそのつもりで「ありがとうだより」のポジションを確立してきましたが、地域性はブランディングにとって重要なファクターだということを改めて実感しました。

地元密着を象徴しているなと感じる瞬間が多々あるのがガラパゴス工房さん。
打ち合わせをしていると、年配のご夫婦がよく訪れます。「これ見てきたんだけど、頼めるのかい」みたいな感じです。打ち合わせは中断してしまいますが、生の声を聞けるので貴重な時間となります。地域密着対応の現場にふれることで私自身もガラパゴス工房さんのお力になれたらと思う瞬間でもあります。

ガラパゴス工房の3人のおじさんは、何はともあれ地域密着型。
これだけ真摯に対応してもらえる場所が地元にあるのは安心につながります。
「もっともっと地域の皆さんに知ってもらって、使い倒してもらいたいましょう」と
今現在もブランディング継続中です。

FOCUS POINT

ガラパゴス工房の地域密着を支えるのは、3人のおじさんたちです。これなくしては語れません。
年間契約を結んでブランディングさせていただいているので月に2回ほどは打ち合わせます。だいたい2〜3時間は話をしますが、話題は尽きることはありません。お邪魔するたびに色々なお話を聞かせていただいています。
地域の名物おじさんたちになれる日がくるよう共に精進しようと思っています。

ガラパゴス工房さんは、ポスティングされているリフォームや外壁塗装などのチラシや一般的なリフォーム業者さんとは一線を画しています。それは高性能な断熱性能を誇る新築つなぐ家をベースにしていること。年配の方々は、この先ストレスなく健康に暮らせる住まいを提供することを前提としたリフォームやリノベーション、または建て替えを提案できる強みがあります。
その強みを認知してもらう媒体が自社発行冊子「ありがとうだより」です。
売るための冊子ではなく「トイレがおかしいなと思ったらこうするといいよ」「こんな場合はまだ外壁塗装はしなくていいよ」など地域の年配の方々にとって本当に必要なことを選択してもらうための冊子です。
この心意気もあってか、費用よりも地元の工務店を選んでもらえる機会も増えています。
これもまた、冊子のポジションを明確にして伝え続けているブランディングの結果の一つです。

■費用の目安

BtoCでのブランディングを含むWebサイト／パンフレットのおよその費用（印刷などは除く）

BtoC年間契約のおよその費用（1年契約）

※ガラパゴス工房様の制作にあたり実際に生じた費用ではございません。
この規模のブランディングから始まるwebサイト、パンフレットなどを制作した場合および年間契約でのPDCAの費用目安です。